《特集》障害をもつ子の親の
ピアカウンセリング講座感想文集




 ピア大阪では、障害児・者の親のサポートを進めていくために、前年度に引き続いて3月に『障害をもつ子の親のピアカウンセリング講座』を開催しました。3月9日には山浦孝臣さんによるセッション、障害児者の制度の学習、障害当事者の立場からという講義を行ない3月10〜11日と1泊2日で安積遊歩さんによるピアカウンセリングセッションを行ないました。以下に参加者からの感想文を掲載します。なお、ピア大阪では引き続き障害児・者の親の思いを出し合うサロンを継続し、来年の3月ごろに『親のピアカウンセリング講座』を開催する予定です。


障害をもつ子の親のピアカウンセリング講座に参加して」

蔵本ユキ(自閉症の9歳男子の親)

 講座では大変お世話になり、有難うございました。
帰宅して2日になりますが、この講座が私にとって、とても大きな経験になったことを、しみじみと感じています。
 「相手の話にしっかり耳を傾けること、そして自分のことを話すこと」この時間を持った時、こんなにも相手の話を聴くことに疲労感を感じ、自分のことを話したら脱力するものなのか・・・と、びっくりしました。そして自分の感情を解放することの心地良さを体験しました。
 この時間をたくさん持ち、共有することが出来れば、とても良い人間関係、仲間が出来る!そして自分自身が「よく考えること」が出来るなぁと思いました。
 また続けて講座を受けてみたいです。
 良い体験を経験するきっかけを作って下さった
ピア大阪の皆様に感謝しております。


「ピアカン講座の感想」

金本美知子(自閉症の14歳男子の親)

 初めて遊歩さんに会った時、「何てきれいな目をしてるんだろう!」。その後に、心の中を見透かされるようで恐いなぁという感情が起こりました。
 私自身、ストレスは友人に話して解消されていると思っていたのですが、遊歩さんの声かけ、アイコンタクトで私の心の中にバリアがあるのを感じ、それを壊されないように拒んでいる心が崩れていくのを感じました。そして、終わった時の脱力感は何とも言いようのないものでした。
 今回のピアカンで心の中を吐きだすことの大切さ、難しさを体験できました。
 カウンセラーである遊歩さんから「金ちゃんは〜」で始まる声かけが、友達(仲間)のように感じたから、心の中を吐きだせたのかな〜とも思います。最初に通称名を決めて、呼び合おうと言った意図が理解できました。それは、誰もがピアだからなのですね。
 今回の講座で学んだこと、体験したことを忘れることなく、前へ進んで行きたいと思います。そして出会ったピア、ピア大阪のスタッフの方々に感謝します。ありがとうございました。


「ピアカウンセリングに参加して」

谷口洋子(知的障害の26歳女性の親)

 今回で2回目の参加になります。
 現在26才の知的障害を持つ娘がいます。通所授産施設に通所して7年目になります。措置、支援費、自立支援と制度の変わる中、ガイドヘルパー、ホームヘルパーと関わりを持ちながら娘は成長してきたと思います。
“人との関わり” 時にはしんどかったりストレスが溜まることもあるけど・・・・。それを如何に放出するか?それが出来るか出来ないで人生がずいぶんと違ってくる気がします。
 今回の講習で山浦さんの「私は私が大〜好き!」と大きな声を出していうことや、人に良い感じを与える話し方(ストローク)はとても興味が持てました。(65歳と聞いてビックリ!エネルギッシュな方です。)
 石田さんの講義では、今度私が制度のことで知りたいことがあったりわからないこと、又困ったことがおきた時には役所に聞くより“石田さんに聞こう”と思った方でした。
 姜さんは、事業主であり、サービス利用者でもあるということで、それぞれの立場からの話が微妙に伝わってきて親近感が持てました。
 最後になってしまいましたが遊歩さん!今年も泣かされました。やはりセッションでは“泣くこと”が一番早くディスチャージ出来るのでしょうか?
男性の方は泣きませんでしたが・・・・抑圧の中で生きてきたということ?
 今回は何人かの顔見知りの方はいらっしゃったものの、やはりセッションはかなり緊張しました。自分の気持ちをからっぽにするまで話すのは難しいし、感情を入れずに聞くことも難しかったです。良い勉強になりました。
 ピア大阪の皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。
(追伸)宿泊した隣りの部屋が相撲部屋でした。戸を開けた時の“ちゃんこ鍋”のにおいが忘れられません。


「感想」

河辺里美(体幹機能障害で知的障害の15歳男子の親)

 今回「障害をもつ子の親のピアカウンセリング講座」に参加させて頂いて、親達もいろんな思いで子どもを育てて、悩んで自分を落ち込ませて、マイナス思考になってしまいます。でも、講座に参加することでいろんな思いを吐き出すことが大切なことだと思いました。これから私自身、地域で、親のカウンセリング講座があればと思います。また声を掛けて頂きたいと思います。


「障害をもつ子の親のピアカウンセリング講座に参加して」

向井裕子(肢体障害と知的障害の13歳女子の親)

 親のピアカン講座は2回目の参加です。山浦さんのセッションで元気になり、石田さんのお話を聴いて、何度聞いてもなかなか頭に入ってこなかった障害者自立支援法の仕組みが見えてきたり、障害当事者としての想いを姜さんから聴いて、介護をするものとされるものとの力関係について考えさせられたりしました。
 安積遊歩さんのセッションは、1回目の時よりスムーズに入っていくことができたように思います。人はみな傷つきながら大人になっていくこと、傷つけている人も傷ついていること、傷つけているのは「社会」であることなどを改めて考えました。また、相手の想いを受けとめることは相手のライフヒストリーを受けとめることを再確認しました。
 まだ2回受講しただけのピアカウンセリング講座ですが、回を重ねるごとに、相手の話を聴くこと、自分の想いを伝え感情を解放していくことが、少しずつですができるようになってきたと感じています。忙しい育児と仕事の時間を四苦八苦しながら調整して参加しましたが、参加して良かったと思いました。私も自分の人生を私らしく生きていこうと思いながら帰路につきました。
イラスト ソファーに座っているお父さんとお母さんとその前に男の子と女の子が手話をしながら家族4人で楽しそうにしている様子



「過去と他人は変えられない〜親ピアカン講座を終了して」

北村惠子(重度重複障害の18歳女子の親)

 バタバタと日々が過ぎア―ッちょっと立ち止まらなければと・・・想っていた時に、グッドタイミングで2度目のピアカン講座に参加、ちょっと肩の力抜いて、「ファイト〜ッ」山ちゃんの掛け声で始まった。「わたしは、わたしがだ〜いすき」気持ちを込めて大きな声で少し照れながら。
 カウンセリングでは自分の気持ちの整理だったり気づきだったり、心の奥にあるものを引き出していく。今回心に残った言葉、「過去と他人は変えられない」・「セルフネグレクト」(自分のことを放棄する)。
 障害のある娘、今たくさんのヘルパーさんに支えられて生活しています。ヘルパーさんには最低限度のことしか言わないようにしています。向き合う人それぞれが、娘とどう関係をつくりあげるか?一人一人受け止め方は違います。言葉を持たない娘が、いのちを預けているのです。日々の暮らしの中で自分を守るための力となっていると想っているのですが、そんな中にも娘自身が変わり続けていること、時にはヘルパーさんに譲って伝えることを諦めることも在るのだろうなぁと改めて想いました。こんな想いも在ることを私自身も感じながら支えてくれる人にも伝えられたらなと想っています。娘には人としてプライドをもち自分らしく生きてほしいと願っています。自尊感情を大切に!
 前回のピアカンでは「自分の人生は自分しか生きられない。」と言う言葉が心に残りました。人生の最後まで人は変わり続けるのでしょうね〜自分らしく! 講師の方々、ピア大阪のスタッフに感謝、ありがとうございました。



「感想」

岸下洋子(アスペルガー症候群の16歳男子の親)
 
障害をもつ子の親のピアカン講座・・・の案内を見た瞬間に「私が待っていたのはこれだ」と思いました。すぐに申し込んで金曜の講座と土曜日一泊させていただきました。(残念ながら日曜が仕事のため、二日目のセッションが受けられませんでしたが・・・。)
 今回の講座は、初日の講師の方とは顔なじみだったのですが、以前とは違って「我が子が障害」という立場でみなさんのお話をうかがって、とても新鮮でした。作業所の職員だった時とビミョーに違って楽しかったです。みなさん、ありがとうございました。
 遊歩さんには、介助者時代ずーっと会いたいと思っていた「あこがれの人」だったので、参加できて、セッションも受けて、本当に良かったです。「コウカウンセリング」の中で、“まず自分を見つめる”ことの大切さを学びました。子どもに障害がある、なし、にかかわらず、まず自分が人間としてどう生きたいのか?を問われた3日間の講座だったように思います。
イラスト お買い物帰りのお母さんがスーパー袋をぶらさげて車椅子に乗った男の子の車椅子を押している様子



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