「一人で悩まず相談に来て下さい」
ピア大阪 精神障害担当 ピアカウンセラー
森 実恵さん
自己紹介
大阪府在住。3月26日生まれの牡羊座O型。今は、英語の家庭教師をしながら、ぼちぼちクラブの電話相談員をしています。病名はしょっちゅう変わります。幻聴とか妄想があって、急性期の時は統合失調症だと自分では思っているのですが、主治医の先生は思いやりからか、心因反応といって一時的ストレスで幻覚が発症したもので、休養すれば治ると言います。ピアカウンセラーとして活動して感じることは、まず、精神障害の方はかなり社会的に孤立していて、自分の障害を隠している人が多いため、地域社会の中で孤立しています。他の身体障害の方々と比べて、相談先があると知らず、長い間、一人で悩み苦しんでいる人がすごく多いです。
精神障害者の置かれている現状
精神障害に対する強いスティグマ(烙印)が残っているために、障害を明らかにしたくとも明らかにできないのが現状です。自分の障害をカミングアウトして生活していくのが理想ですが、マスコミによる偏った事件報道など精神障害者に対する歪められた、真実とは異なるイメージが浸透しています。それを是正していかないといけないと思います。
私自身精神病になって、特に精神病の中でも統合失調症が一番理解されていない病気だと感じました。統合失調症が世の中の人に正しく理解されていない、すごい恐ろしい病気であるかのように誤解されていることがすごく残念なので、この悪いイメージを払拭したいために本を一冊出したいと考えました。それが2002年8月に『心を乗っとられて』を潮文社から出版した動機です。(ピア大阪情報資料室にもあります)
「心を乗っとられて」
森 実恵著 潮文社
また、読売新聞の連載は岩波ブックレットより、2006年には解放出版社より半生記を刊行予定です。
読者へのメッセージ
見たことのないもの、わからないものを恐れないで欲しいです。精神病の人というのは、ほとんどの場合、優しくて大人しい、感受性豊かな、繊細な人が多いと私は思います。どちらかと言うと、事件の加害者になる人ではなく、被害者になってきた人の方が多いと思います。その辺のところの正しい認識を持って、一般社会との垣根を無くし、バリアフリーの社会を築いていけたらいいなと思います。
(森さんのピア大阪でのピアカン担当日は、毎週金曜日、午後1時から4時です)